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大阪挑戦日記

大阪挑戦日記53

今年の夏休みも残るところ1週間になりました。

中にはもう2学期が始まっている高校もありますね。

高校生活なんて忙しい毎日で窮屈に感じるかもしれませんが、

先生はその窮屈さが好きでした。

やがて大人になり今の窮屈さはだんだんなくなりますが、

同時に力の急速な衰えを感じていきます。

あと2年半縛られた生活を全力で楽しんでください。

 

さて、今日のお話は「カウンセリング術」について。

みなさんもだんだん大人に近づくにつれ、

人の話を聞くことも多くなると思います。

今回はカウンセリングでの聞き方について、

ちょっとした問題。

<問題>

仲はふつうの友達が、

「昨日、数学の勉強した」と言いました。

それに対するあなたの返答は①~④のどれに近いですか?

①「へぇ~!何時間くらいやったん?」

②「へぇ~!数学?前回テスト悪かったから頑張ってるんや」

③「へぇ~!数学?数学って面白いよね。私も数学好きで...」

④「へぇ~!数学?」

さてどれを選んだでしょうか。

①番は自分の今日による質問になっていますね。

②番は相手の行動を決めつけて評価しています。

③番は相手がどう思うかを聞く前に思い込みで話し、

会話を奪っています。

④番はただのオウム返しです。

さて、カウンセリングのポイントは

・相手が何を話したいかがわからないままに話を進めない

・相手が「何を話したいか」に注目する

・相手の話のペースに添わせる

ようです。

なので、カウンセリング的には

④番のオウム返しが一番効果的なんだとか。

オウム返しは「繰り返し」という

カウンセリング技法だそうです。

話の内容(単語でもいい)を繰り返します。

繰り返しにより、話し手が自分の話すことに集中でき、

「自分の話を集中して聞いてくれている」

「話しても安心だ!」

という印象を与えるようです。

 

①も積極的に聞いている質問といますが、

「開始早々」という点から、

会話の方向性がやや聞き手主導になってしまいます。

友達は言いたいことは他にあるかもしれません。

 

②は友達が聞いて欲しいことであった場合、

クリティカルヒット的な返答と言えますが、

深い信頼関係が背景にない場合は、

評価的な対応となり、

「聞いてくれる人」になりにくい点があります。

 

③はいわゆる会話泥棒というやつですね。

 

聞き上手な人は総じてモテる要素がありますが、

聞き上手な人になりたかったら、

相手に気持ちよく話してもらえるよう、

様子をうかがって待つように心掛けてみましょう。