カテゴリー
大阪挑戦日記

大阪挑戦日記55

2学期が始まり、忙しい毎日を送っています。

みなさんはどうですか?

最近子どもたちは反抗期を迎えて、

うざ、とか

きも、とか

という言葉を使ってきます。

さて、どう料理してあげようか。

そういえば、なんでも

我が母校でクラスターが発生したとか。

こんなご時世ですから、

出てしまったものは仕方ありませんね。

皆さんも引き続き、耐え忍ぶ戦いを続けてください。

 

さて、今日は前回に引き続いての「人権」のお話。

今回のポイントは、

教師としてか、

一般市民としてか、

という論点でありました。

 

「教師」として盗撮という行為に立ち向かうのなら、

公衆の面前での指導ではなく、

一度学校に連れ帰っての指導が適当なのでしょう。

大事なことは、

決して1人で解決しようとせず、

複数で問題解決にあたること。

これはみなさんが社会に出ても同じです。

問題発生時には、1人で解決しようと抱え込まずに、

必ず同僚や先輩に助力してもらうようにしましょう。

 

「一般市民」として盗撮という行為に立ち向かうのなら、

周囲の人に協力をあおいで取り押さえ、

駅員に突き出し、警察に連絡を入れるところまで、

貫き通すことが必要でした。

 

そのどちらの選択もあいまいで、

その場で1人で問い詰めるという行動は、

公私を混同させた行動であると言われても

仕方がないでしょう。

我々は今回の件に対し、

謝罪の選択肢しかありませんでした。

完全なる負け戦であったのに、

なんとかすべてを丸くおさめることができたのは、

相手側がこちらに人権を与えてくれて、

かつ、同情をしてくれたからです。

つまりは、ただ単に運がよかった。

 

だから、

決して勝ち誇れるものじゃないし、

次も同じようになんとかなると思ってはいけません。

今回運よく助かったおかげで、

社会というものを、

教師というものを、

完全になめてしまった若者の

閉ざされた将来が見えていながら、

私もまた若輩者であるため、

教えてあげられないもどかしさを感じています。

 

しんどい学校の姿は、

生徒が乱暴をしてばかりで

落ち着かないのでことではなく、

教師間の連携が図れないことにあります。

だから、学校の立ち直仕方がわからず、

生徒は荒れていくのです。

教師1人の力なんて、

学校全体からすれば微弱なものであり、

一丸となって対応できない学校は、

どこからか錆び出てきます。

声1つ発することにためらわれる、

今の現状は、やはりしんどいのかもしれません。

我が主が昨年度に私に言っていた、

「しんどい」とは、

まさにこのことだったのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。