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大阪挑戦日記

大阪挑戦日記32

今日HPをのぞいてみると、

なんと修学旅行?!

行ってきたんですね!

君たちの幸せな写真が見られて先生も嬉しいです!

大事なことは、「どこへ行くか」ではなく、

「誰と行くか」ですね!

あの写真のように、

どこであっても同じ笑顔になれたことでしょう。

本当に、人生の大切な1ページ。

そして、君たちの道にはもっともっと幸せなことが

たくさん待っています!

今まさに本格的な受験期に入っていると思いますが、

幸せを自分でつかむために、

精一杯頑張ってください!

 

さて、今日は他律と自律のお話

実は先生のところも、

近場へ遠足をしに行きました。

楽しく終わった遠足ですが、

些細(ささい)な問題は付き物で、

生徒を指導しなければならないこともありました。

行事が終わると、最後に先生同士で反省会を行います。

その反省会で、我が主が他律をどう自律へ導くかという課題

私たちに投げかけて終わりました。

この問題はやはり難しい問題であります。

例えば、

「怒られるから携帯を持ってこなかった」は、

「誰かに怒られる」という他人から律してもらっているので、

他律です。

これを

「必要のないものだから携帯を持ってこなかった」

「問題になるといけないので持ってこなかった」

「規則で決まっているから持ってこなかった」

という風に自律へ持っていくには、

どうすればいいかという問題ですね。

これは先生もいまだに答えにたどり着かず、

まだまだ考える必要のあるネタですが、

今時点の考えを残しておこうと思います。

 

例えば、

親の言う「勉強しなさい」は、

子どもに効果があるのかどうか。

皆さんはどう思いますか?

親は

「言いたくないけど言わなきゃ勉強してくれない」

と思っているし、

子どもは

「わかってるよ、うざったい」

と思っているし、

お互いに不快な気持ちになるだけで、

言ったところで効果があるかどうかは疑わしいと

そう思うかもしれません。

先生は効果があると思っています。

「勉強しなさい」と言ったところで、

「自分から勉強する子」は、はっきり言って少ないでしょう。

ほとんどの子は親がそういうのがうっざたいから、

仕方なく勉強しているフリをするのです。

答えを見てワークを仕上げるのは、勉強ではなく作業ですから、

他律というやつですね。

親の思いとは全く違っていますが、

それでも先生は言い続けてもらいたいと思います。

今は「本当の勉強」は出来ないかもしれませんが、

勉強の仕方を覚え、勉強の必要性を感じた時に、

人は無意識に「勉強しなさい」という親の言葉を思い出し、

「勉強しなきゃ」と意識する日がいつか来るからです。

その「勉強しなきゃ」と自分から思える瞬間が、

今なのか、十年後なのかは知りませんが、

でもきっといつか、その瞬間に人は立ち合います。

その時のために、

何度も言葉を伝え続けて、

「意識」ではなく「無意識」のところに声を届けて欲しい

思っています。

あるお偉い方が、

「教育の根本は待つことにある」と言っていました。

教育を考える上で、この考え方はとても大切だと思います。

「待つ」ことを知らず、

「今すぐなんとかさせたい」という気持ちが

虐待の根幹(こんかん)にあると思いませんか?

教育者である先生と、

将来、親として教育者となる君たちも、

子どもの成長は焦らず、長い目で見ていかなければなりません。

 

もしかすると、

幼い時より、無意識に声が届くよう、

何か大切なことを教えておくことが、

上手な子育ての秘訣(ひけつ)かもしれませんね。

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