文化祭お疲れさまでした。
HPで皆さんの元気な姿が見られて
とても嬉しいです。
きっと思い出に残る文化祭になりましたね!
さて、今日は受継ぐことのお話。
私たちの世界には、当たり前なものが多すぎて、
決まりきったことが多いですね。
例えば、「子どもは学校に行くものだ」というのは、
一般常識であって、当たり前ですよね。
でも、それが当たり前じゃなかった時があるというのは、
歴史を学んで来た君たちは、とっくに知っています。
そして、
どんな人たちがどんな思いで学校を創ったのかも、
君たちなら分かりますね。
しかし、残念ながら世の中の中高生の中には、
そんなこと気にも留めずに、
好き勝手やっている人たちもいます。
学校を創設していった人たちが、そんなことを聞いたら
どんなに悲しい顔をするのでしょう。
この学校の創設に限らず、
物事には「起承転結」なるものがあって、
今どんなに当たり前なものであっても、
必ず創始者がいるのです。
創始者の想いをどれだけ受継ぐことができるのか。
それはとても大事な問題です。
今週、先生は創始者とお話をしました。
その創始者というのは、なんと我が主。
我が主は「職場体験」の創始者でした。
我が主は語ってくれました。
「WADHI君。話したことがあったかな?
職場体験、あれなワシが始めたんや。
昔はタバコやシンナーばっかりやって、
勉強せんアホが多くてなぁ~
『俺中卒で働くから勉強せん』
言う奴が多かったんや。
やから、ワシは近所の店まわって頼み込んでな、
当時学年で200人生徒おったけど、
全員職場体験させたんや。
店の店主には
『とにかく働く厳しさを教えてやってくれ』
言うて頼んでな。
飲食店なんかは朝の4時の仕込みから
晩まで面倒見てくれたでぇ~
ほんで職場体験終えたアホが
『学校の勉強の方が楽や』言うてなぁ~
その学年は勉強をバカにせんようになって
皆なんとか高校へ行ったもんや。
それから職場体験は全国に広がってたんやぁ。
これが荒れた学年を立ち直らせた
1つの例やなぁ。」
昨年君たちと行った職場体験を思い出しながら
先生はその話を聞いていました。
「働く厳しさ」
そんなこと考えもしないで、
「体験しておいでぇ~」なんてことを言っていた
自分が恥ずかしいです。
どんなものにも創始者の想いがあります。
その想いを受け継いで、
行動できるかどうかは
とても大切なことですね。