カテゴリー
大阪挑戦日記

大阪挑戦日記13

なんとなく毎週月曜日に更新できたいましたが、

やっぱりこれからはそういうわけにもいかないようです。

大阪では第一週目の学校が終わりました!

正直、しんどい・・・笑

久しぶりのフル活動であったせいかもしれませんが、

家に帰ったらぶっ倒れたように眠っていましたね。

やっぱりなかなか平日に更新することは厳しいようです。

なので、これから週末更新に切り替えます。

土日のどちらかで、投稿できるよう頑張っていきますね!

 

今週の後半は授業をさせて頂きました。

緊張しまくって半分くらい失敗してしまいましたが、、、

なにやってんだか。

この4年のうちに実力と自信は

付けたつもりだったんですけどね。

皆さんにも散々伝えてきましたが、

「自信を持て」

「胸を張れ」

大事ですね。

何かをする時って、

不安に感じることも多いですが、

自分の力を信じましょう!

「できない」じゃない

君なら「きっとできる」から。

先生はいつでも君たちのことを応援しています。

でも、日頃の鍛錬を欠かしてはいけませんよ^^

 

さて、今日は校則(髪型編)のお話

先生が今週知った

「なぜ色染めしてはならんのか」

という理由を一緒に考えてみましょう!

 

髪型の話については、

君たちとも一度論議したことがありますね。

あの時はたしか、

「ツーブロック」だったり

「ワックス」だったり

ということを話していたでしょうか。

特に色染め(金髪、茶髪)の話はなかったように感じます。

あの時の論議をもう一度振り返ってみると、

髪型を自由にすることの賛成意見は

・学校生活へのモチベーションが上がる

・個性を出すことができる

でしたね。

反対意見は

・面接のときはどうするのか

・髪型を変えても個性の主張にはならない

というものだったと思います。

まぁ主に、

賛成意見は生徒側で、

反対意見は教師側の見方が強かったですね。

でも、先生はあんまり納得していませんでした。

君たちに伝えた通り、

社会に出れば髪型はかなり自由が許されています。

特にワックスなんかは、

社会人の身だしなみの1つになりつつあります。

あんまりワックスを使ってこなかった先生なんかは、

未だにワックスの付け方が分からず、

恥ずかしながら、

社会人の身だしなみができていない時もあります。

だからあの時、

「外見を変えたところで、

 内面を鍛えることができなければ

 意味はない。

 だけど、ワックスの付け方くらいは覚えなさい。」

としめました。

しかし校則は、

・前は目にかからぬこと

・横は耳にかからぬこと

・後は長過ぎぬこと

といった具合です。

現代の特徴に見合わず、

「少しやり過ぎなのでは」と感じた先生は

あの後もあれこれと考えていました。

納得できる理由が見当たらないからです。

1週間か1ヵ月か忘れましたが、

少し長く見つめて、考えていたように思えます。

で、行きついた結論は、

「1つを許すとそれが負の連鎖になる」

というものでした。

確かに集団の規律を守る上では重要なことですね。

1人を許すとみんないいことになってしまうので、

歯止めが利かなくなります。

個人で見てみても

髪型をツーブロックにした→金髪に色染めした→煙草を吸った→バイクを盗んだ→薬をやった→・・・

といった具合に雪崩式に転がり落ちることも考えられます。

これは大袈裟(おおげさ)ではなく、

最初は「ツーブロックにしたい」という

欲から始まったものですから、

「次は何する?」という欲はだんだん大きくなっていっても

不思議なことではありません。

だから、

「小さな1つを許すな」という考えになったのかな、

という結論に至りました。

 

しかし、そうであるならば、

学校は社会人を育てる学びの場として

責任を果たしてないのではないか

先生は思いました。

たとえば、

「性教育」や

「飲酒・薬物乱用防止」なんていう講義は、

「正しい知識を教えることにより

 事件を未然に防ぐ」

というのが、目標の1つにありますが、

それは他にも言えたことではありませんか。

すなわち、

「髪型教室」や「化粧教室」もやるべきではありませんか。

講師の先生をお招きして、

「しっかりとしたワックスの付け方」

「見栄えのいい髪型と悪い髪型」

「やり過ぎない化粧の仕方」等々

考えてみるだけでも面白そうですね。

そしてそういうことを学ぶのは「生きる力」ではなかろうか。

と先生は昨年思ったわけです。

 

さて、ここまでは愛媛のお話。

ここからは大阪のお話。

先生びっくりしました!

生徒が教室でトランプしてます!

「え」と思いつつ様子を見ていましたが、

他の先生も叱る気配はありません。

こっそり先生に尋(たず)ねてみると

なんと、大阪ではトランプOKなんだそうです。

お金のかかるカードゲームやゲーム機といったものは

ダメらしいです。

私は唖然(あぜん)としましたね。

「1つを許すと・・・え??」

という感じです。

そして髪型も割と自由です。

長さに規定はあまりありません。

そこらへんは「都会だからかな?」と思っていましたが、

かなりのツーブロックの子や、

奇抜(きばつ)過ぎる髪型の子は、

指導室に入れられています。

そして、色染めしている子はいません。

といっても、スプレーで黒染めして来ているようですが、、、

あまりにも基準がわからないため、

またこっそり先生に尋ねてみると、

指導の基準は、

事件に巻き込まれる可能性が高いかどうか、

すなわち目立つかどうからしいです。

「色染めしている子は、黒に直すまで

 授業や行事に参加させませんが、

 それは決して強制であってはならない。」

と先生は言います。

まぁそうですね。

義務教育ですから。

子どもには教育を受ける権利がありますから。

「でも、不良にからまれたり、

 事件に巻き込まれやすくなったりするから、

 生徒と保護者には

 『危ないからやめてください』と

 お願いするんだ。」

と、おっしゃっていました。

はへ~、さすが大阪ですね。

愛媛のほんわかした環境では、

こういう発想には行き当たりにくいですが、

「一歩道を逸れるとヤバい」というのが

そこらへんにあって、

生徒の指導で歴戦を積み上げてきた大阪では、

こういう考えに行き当たったのですね。

すると、トランプもそういうことですか。

少額のものなら解決はしやすいが、

ゲーム機やカードゲームなどの高額なものは

解決しにくいので、

持ってこないようお願いするということですね。

なるほど、これは生徒も保護者も納得せざるを得ません。

 

今回大阪で勉強になったことと、

愛媛の頃に考えていたこと。

きっとどちらも間違いではなく、

優劣のつけられるものではないように感じます。

確かに、みんなが校則を守りがちな愛媛で、

ツーブロックになんかして街を歩けば、

「あいつ金持ってて、頭悪そうやな」と

不良にからまれる危険は大いにありますから。

今回のお話はここまで。

これからの皆さんの学校生活に役立ててください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。