2021年も始まったばかりですが、
この年の12分の1が終わろうとしていますね。
早いものです。
久しぶりに愛媛の友人と連絡を取りました。
とりとめのない話をして、
お互いの日常について語りあっていました。
そんなさなかでもやはり話題に上がるのは、
コロナの話でした。
彼女いわく、
「東京や大阪の人は本当にひどい。
愛媛では街歩く人の影はなく、
飲み屋も灯りを早々に消して
自粛している。
それなのに、
ニュースで見る東京や大阪の人たちは
緊急事態宣言下の今でも
街を平然と歩いている。」
愛媛県民は脅威に対して油断をしない
そんなイメージが私にはあります。
それは愛媛で生まれ育った私にとっては1つの誇りです。
彼女の怒りまじりの声はごもっともであり、
厳戒(げんかい)にも似た愛媛県民の防衛本能を知る私には、
大阪府民の「ふわっ」とした意識に違和感を感じることはあります。
決して事態を軽んじているわけではないと思いますし、
コロナ対策もきっちりこなしているわけですが、
いかんせん、日常に隙(すき)が多いのです。
これはやはり生まれ育った環境の問題でしょうか。
今年先生は生徒を指導する上で大きく困惑することが多々ありました。
例えば体育の授業で、
更衣のため授業を早めに切り上げ、
教室へ戻ります。
君たちも何度か注意を受けたと思いますが、
大騒ぎしながら帰ってきてはいけません。
話しながら帰ってくると、
「まだ授業中!」と言って先生に叱られます。
これは
「他の学年やクラスはまだ授業中なのだから
邪魔をしてはいけません」
という注意であることは明白なのですが、
大阪の中学生は、これが分かりません。
もちろん愛媛の子でも分かっていない子はいますが、
その割合は1割いるかどうかです。
体感ではこの学校の中学生の実に半数以上が
この道理を分からず、
そしてきっと
分からないまま大人になってしまうのでしょう。
これはほんの一例ですが、
大阪にはこういった
倫理観の低い子たちが大人になって
今の状況を作ってしまっています。
先生はこの悪習にどう一石を投じられるかを
日々考えています。