カテゴリー
大阪挑戦日記

大阪挑戦日記19

コロナの感染が拡大しつつありますね。

「今が気の緩み」と書いたのが2週間前だったので、

不幸にも当たってしまいましたな。

職員室でもコロナの話題が上がっていますが、

ある先生が、

「緊急事態宣言やロックダウンをしないと言っているから

 感染はかなり拡大するだろうね。

 でも、結局ロックダウンするはめになるんじゃない?」

とおっしゃっていました。

私も同感ですね。

第1波を乗り越えることができたので、

なんだかもう慣れてしまった感が出ていますが、

コロナは依然として解明までは至らず、

「突然変異」という未知の可能性を持っています。

国民一人一人の侮(あなど)りが、

大敗に繋がらないか心配ですね。

今回の政府が用いなければならない「策」は、

困難を極めたものになるでしょう。

 

さて、今日は言葉の暴力についてのお話。

君たちには一学期の始めの方にしたお話ですね。

先生が子どもだった頃、

周りの大人に叱られて、

いつもこんなことを思っていました。

「人を殴るんはダメだというくせに、

 言葉の暴力は許されるんか。

 言葉で暴力を振るわれたから、

 拳で暴力を返しただけだろうが。」

と。

周りの大人はいつもこう言っていました。

「口で言われたんだから、

 口で言い返しなさい。」

と。

言われるたびに

私は何か腑(ふ)に落ちなく思っていましたが、

誹謗中傷による事件が増えてきた昨今、

やっぱり周りの大人達が言っていたことは

間違いだったと感じています。

彼らは

「人を傷つけることがいけない」と

教えるべきでした

今の大人たちの大半が、

「口で言われたら言い返せ」

と教え、教えられてきた世代です。

そう、言葉の暴力を肯定してきた世代です。

だからその子ども達もまた、

「言葉の暴力もいけない」

「言葉であろうが拳であろうが

 人を傷つけてはいけない」

と教えられていません。

だから、誹謗中傷の事件に、

「どうすれば解決できるのだろう?」

と頭を悩ますハメになるのです。

これは日本の教育の失敗であり、

日本人の民度を著しく下げる行為であると思っています。

 

次の未来を作るみなさん。

どうか君たちは

言葉の暴力も許さない人であってください。

そして、次の世代へ

「人を傷つけることがダメなんだ」

教えてあげてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。